皆さんが好きな小説

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 | 投稿日時 2004/7/22 21:44
ゲスト 
ゲストの 「光明」さんからの投稿です。---

善悪の彼岸の小説家が決定しそれに乗じて皆さんが好きな小説の著者やその代表作などをお聞きしたいと思います。ファンタジー小説から文芸作品までジャンルは問いませんのでよろしくお願いします。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/22 22:23
raito  半人前   投稿数: 32
ではミステリーで北村薫さんを推します。
有名なのは『スキップ』『ターン』『リセット』の"時と人シリーズ"三部作でしょうか。
自分もこれから入って、見事にはまりました。
文章の繊細さと巧みさが際立っています。いわゆる北村マジックw

そして本格ミステリーとなれば断然『盤上の敵』です。
ただ内容がかなり重いため、作者注にも書かれていますが、心休まりたい人には不向きです。しかし、その分読み終えた後の感動と驚き、そしてなにより"騙された感"は天下一品です。

また、上記はボリュームがあり内容も濃いわけですが、気軽に読みたいとなれば間違いなくこれ。覆面作家シリーズの『覆面作家は二人いる』『覆面作家の愛の歌』『覆面作家の夢の家』の三部作です。
それぞれ200ページちょっとの短編集ですが、ちゃんと話が続いているので読みやすいし面白い。時折"言葉の妙"で笑えたりもしますw
そしてなによりヒロインで名探偵のお嬢様、新妻千秋さんがとても魅力的。彼女と主人公との恋愛小説としても楽しめます。ラブコメチックで下手な漫画なんかよりもよっぽど面白い。
むしろこの作品のコンセプトが身近なミステリーで大きな殺人事件などがあるわけでもない為、ミステリー部分がよりもそっちの方がメインだったり(笑)
いえ、もちろんミステリーとしての謎解きの際は「なるほどぉ」となるのですが、短編なので山場というのが余りないんですよね。そういうことです^^;

まァとにかく、北村薫さんの作品は素晴らしいのです。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/22 22:37
oruka  常連   投稿数: 46
私は、田中芳樹先生の銀河英雄伝説
ガンパレードマーチの小説シリーズ。
パラサイト・イブ
などが好きです。
銀河英雄伝説はセリフの意味が深くて大好きです。
もう何年も前の作品ですが。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/22 23:03
ゲスト 
ゲストの 「てばさき」さんからの投稿です。---

ちょっと絞りきれないので、このサイトにちなんでSFをテーマにした作品をひとつ紹介します。

あるジュニアノベル文庫の中に「クレギオン」(野尻抱介著)というのがあります。

宇宙をまたにかける零細運送会社のお話です。
といっても運ぶものは、衛星基地の資材などごくまっとうなものから、
赤ん坊、果てはお花畑(!)というものまで多種多様。
しかも、必ずといっていいほど各地でトラブルに巻き込まれてしまう、というある意味お約束のストーリーです。
細部が実に良く出来ていて、宇宙を旅することがいかに困難なのかを実感したような気分になりました。

ゼノサーガのようにとんでもない科学や、艦隊同士の戦闘シーンなどは出てきません。
著者曰く「英雄不在のスペースオペラ」だそうです。
読み終わった後、ちょっと優しい気持ちになる、そんな小説です。
この手の文庫本は引越しの際に全部処分したのですが、このシリーズだけは手放せませんでした。

だいぶ昔の本(7巻まで)ですが、確かいま復刻版が元の出版社とは別のところで出ているはずです。
興味があればぜひご一読をお勧めします。

長文になってしまいました。スイマセン。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/7/23 13:33
ゲスト 
ゲストの 「storive」さんからの投稿です。---

僕の印象に残った小説で、ゼノに共通する所があるものを紹介させて頂きます。


「暗黒の塔」シリーズ スティーブンキング作
これはファンタジーで、主人公が過酷な旅をしながら暗黒の塔を目指すというものですが、
ゼノに匹敵するぐらい謎だらけ物語です。
第一巻では主人公も、舞台になっている世界も、登場人物も、暗黒の塔も訳がわからないまま終わってしまいます。
現在四巻まで刊行されていて六~七巻で完結だそうで、話が進むごとに謎は解明されていきますが、キングが生きている内に完結しない可能性もあります。(本人は第一巻発表時「完結まで三百年はかかる」と言っています)
謎好きの方はぜひご一読。

「タイムライン」 マイクルクライトン作
僕が量子力学に興味を持つきっかけになった作品です。映画化もされてます。
量子力学を利用した転送装置でパラレルワールドの中世のフランスへ行って、ごたごたに巻き込まれるという話です。
でも今思うと、量子力学以外は、話自体はよくあるもので、かなり説明臭いところも多いです。
量子力学のために読むほどのものでもないので、映画の方がいいかもしれません。(僕は見たことないのでわかりませんが)

「楽園」 鈴木光司作
裏表紙から引用させてもらうと「一万年の時と空間を超え、愛を探しつづける壮大なファンタジー」で、ギアスの輪廻転生を繰り返すフェイとエリィに似てます。
ファンタジーといっても魔法とか怪物が出てくる訳ではなく、
舞台は先史時代の中央アジア・大航海時代の南海の小島・現代のアメリカで、
輪廻転生以外は現実の話です。
ちなみに鈴木光司さんは「リング」「らせん」の作者ですが、そのような要素は一切ありません。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/9/2 0:11
ゲスト 
ゲストの 「洋大」さんからの投稿です。---

「タウ・ゼロ」 ポール・アンダースン

未来の戦争後、地球はスウェーデンをリーダー国に復興していました。
ですが人類にとって地球は狭くなり過ぎました。
人々は第2の地球を求めて乙女座ベータ星第3惑星を目標に探索を開始します!

50人、あらゆる国の男女を乗せて地球を旅立った宇宙船<レオノーラ・クリスティーネ号>
始めその目的地は数十光年彼方の星系、5年の航海のはずでした。
しかし予期しないトラブルによって宇宙船は減速が出来なくなってしまいます。
どんどん1G加速を続けてしまう船、未知の宇宙、船員同士の反目、極限状態。
亜空間ワープとか超光速ドライブが存在しない状態で、事実上宇宙船が出せるスピードの最高速は光の速度。(実際にはそれをわずかに下回る値らしいですが)
…予期された事とは言え、光速に近づくにつれて不思議な現象が起こり始めます。
船内の時間と、外宇宙の時間の進み方が違ってきてしまうのです。

船内でわずかな時間でも外では、1年、10年、あっという間に時間が過ぎていってしまいます。
やがて時間の狂いは恐ろしい事に100年、数世紀、それ以上に。
瞬きする間に数年が、会話の間に人の一生を超える時間が経ってしまいます。
もはや地球とは通信も出来ません、それどころか人類はまだ存在しているかさえも分かりません。
減速して生き残る方法は・・・
このお話、実はここまででストーリーの半分も行ってないのです。
後半、もっとエラい事になってしまいます。

とにかくスケールがデカいです。
これに比べたらその辺りの宇宙物SF、銀英伝やスターウォーズガンダム、並のSFなんぞ「ママと一緒に街角の食料品屋に買い物に行く程度のスケールでしかない:後書きより

おすすめです。

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/9/2 12:16
ゲスト 
ゲストの 「HN」さんからの投稿です。---

ttp://www.sm.rim.or.jp/~kuma1010/index2.htm
綾辻行人さんの「館」シリーズですね。
初めはオークションで大量購入した時にPSでのYAKATAに出会ったのがキッカケです。
在るダンジョンでは迷い巻くってギアスでのバベルタワー以上にキレました(笑)

前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/9/2 16:47
abata  一人前 居住地: ロストエルサレムは消えてもなくならないサザビーズ  投稿数: 96
どうやらだいたい皆さん、SF系かミステリー系に分かれるみたいですね。まあ、もっともやれミステリーだ、やれSFだと言っても、作品によってはけっこうかぶったりすることも多いですが。
個人的には――ポピュラーすぎてなんですが――「宇宙の旅」シリーズが好きです。特に「2010年」が。シリーズのなかで一番厚みがありますし、ラストの小太陽化する木星の一連の流れはなかなかに必読の価値があると思います。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/9/2 16:52
ゲスト 
ゲストの 「HN」さんからの投稿です。---

そうとも言えないと思いますけどね・・・
ミステリーでも外国著者のは可也様式が異なりますからね。
短いのなら富士見とか角川書店の文庫も在りますからね。
(まぶらほとすてプリは立ち読みで)
因みに話題のハリポタは読んだ事が無いですね。

他でも映画作品に成ってる原本の内容は可也違うって話も聞きますけどね・・・
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/9/2 17:44
abata  一人前 居住地: ロストエルサレムは消えてもなくならないサザビーズ  投稿数: 96
引用:
ゲストさんは書きました:
ゲストの 「HN」さんからの投稿です。---

因みに話題のハリポタは読んだ事が無いですね。

他でも映画作品に成ってる原本の内容は可也違うって話も聞きますけどね・・・
それは……、HNさんが『ハリーポッターの映画は見たけれど、映画と原作は内容が違うかもしれないなあ』ということでしょうか?
確かに、まあそういうこともあるみたいですね。「2001年宇宙の旅」にしても映画では目的地は木星でしたが、小説では土星に変更されたそうです。(ちなみに、「宇宙の旅」の場合は小説が原作というわけではないです。ただし、ノベライズ版というわけでもなくて、言うなれば両方とも原作のようなものらしいのですが……。でも実際のところ、著者のアーサー・C・クラークは映画の設定の方を重視したようです。それ以降のシリーズでは「2001年宇宙の旅」でディスカバリー号は木星へいったことになっていますから)
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