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エンディング

アルベド「やるじゃないか ルベド--

Jr.「アルベド-- お前--

アルベド「どうだルベド 認めろよ-- 楽しかったろう

Jr.「ああ 楽しかった-- 血が躍ったよ 所詮俺達U.R.T.Vは戦いの道具に過ぎない--

アルベド「いいや 違うな 俺達が愚かなのは道具だからじゃない --男だからさ

アルベド「消滅か-- これもある意味 解放と言えるな 少なくとも もう 誰の死にも怯えずに済む

Jr.「アルベド

アルベド「何だよ 惨めな顔しやがって まるで恋人に死に別れたみたいな面だな

Jr.「ばかやろう お前-- 最初っから--

アルベド「何の事だよ 俺は-- お前もニグレドも大嫌いなんだ ルベド-- ニグレドの影に気を付けろ あいつがウ・ドゥに反応しない理由を考えるんだな

Jr.「キルシュヴァッサー

Jr.「ダメだ いくな いくなアルベド 俺を一人にしないでくれ

アルベド「ああ 見ろよルベド 俺は自由だ

Jr.「アルベド---

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サクラ「どうしたの ルベド

Jr.「聞こえないんだ 右胸の もう一つの鼓動が 聞こえなくなった

サクラ「だから泣いてるの

Jr.「ほっといてくれよ 俺は自分の半身を この手で引きちぎったんだ ここにいる俺は もう俺じゃないんだ---

サクラ「ルベドはそんな弱い子だったの そんなの 私の知ってるルベドじゃないわ

Jr.「そんなこと-- もう--どうだっていいんだ

サクラ「立ってルベド 君を待ってる人たちが居るわ みんなの期待を裏切らないで 私との約束を 思い出して--

モモ「約束してください 必ず帰ってくるって

Jr.「モモ-- そうだったな サクラ お前の妹を守るって 約束したよな-- 俺は 弟を守れなかった でもまだ 大事な人を守る事は出来るんだ

サクラ「そうだよルベド それでこそ 私の大好きなルベドだよ

Jr.「サクラ ありがとう--

ケイオス「頑張ったね Jr. さぁ みんなの所に帰ろう

ネピリム「やっと 彼に安らぎが訪れるのね

ケイオス「ああ でも--これで終わりじゃない

ネピリム「そう これからが 始まり--- 今 彼女達を包む世界に小さな波紋が生まれたわ この波紋がいずれ大きな波になり 彼女達をも 飲み込んでいく---

ケイオス「だから だからこそゆっくり休んでほしいんだ 束の間の安らぎだとしても--

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Jr.「わりぃ 心配かけちまったかな

モモ「Jr.さん 良かった-- 無事だったんですね モモ-- モモ嬉しいです

Jr.「ああ 約束だからな といっても 気付いたらこいつに助けられてたんだ また 借りが増えちまった

シオン「Jr.君 彼とは 仲直り出来たのかな

Jr.「どうかな-- あいつも俺も ひねくれてるからな 最後まで大嫌いだって言ってたぜ--

シオン「そっか 盛大な兄弟ゲンカだったわね

オペーレーター「メリィ様 ポイント3-Eにゾハルを確認 シミュレーターとの座標を照合 93%の確率でミルチアにあったオリジナルと思われます

メリィ「でかしたで ワイヤーポッド射出用意 ほな 最後の一働きや みんな きばりや

オペレーター「警戒信号 宙域周辺に異常を確認

メリィ「なんや しっかり報告しい ゾハル周辺に大規模な空間歪曲を探知 大質量体がゲートアウトします 質量予測値増大 測定不能 通常空間に実数化します

メリィ「グノーシス そんなばかな こんな巨大なグノーシスがおるんかいな

オペーレーター「衝撃波 来ます

ヴィルヘルム「来るよ アベルの方舟だ

ヴィルヘルム「久しぶりだね "イェオーシュア" 君から来てくれるとは嬉しいよ-- しかし-- 干渉しないんじゃなかったのかい

ケイオス「決めたよ ボクはもう迷わない

ヴィルヘルム「嬉しいよ 君が-- やっと舞台に上がってくれて--

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Jr.「メリィ ちょっとちょっと

Jr.「あのさぁ ブリッジでさ 犬 飼ってもいいよな

メリィ「イヌぅ

Jr.「おい こっち来い

Jr.「こいつ アビーってんだ アルビノ(白色種)だから アビー

メリィ「なーんか 不敵な面構えやな こいつ

Jr.「うん 誰かに似て あんまり言うことは聞かねえかな

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ユリ「おかえりなさい モモ

モモ「ただいまです

ユリ「しばらくはモモと暮らしてみようと思います 有事には再びこの子の護衛をお願いしたいのですが-- 以後の御予定は

ジギー「代表理事の厚意で 身柄はクーカイ・ファンデーション付となっています デュランダルに駐留しモモの要請があれば最優先で出向するようにと その為の延命措置も施される事になりました

ユリ「そうですか

モモ「どちらの代表理事の要請ですか

ジギー「無論 小さい方だ

モモ「ちび兄ちゃんですね

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シオン「そう やっぱり行くんだ--

ジン「今回の一連の事件 これで終わりとは思えなくてね 教皇の言い残したオルムスという組織の事も気になりますし--

シオン「古本屋-- やっぱり半年持たなかったね 今度もまた半年で商売替えなんて事ないでしょうね

ジン「努力はしてみますよ ただ-- 果たして時が半年も待ってくれるかどうか-- --なんてね

マシューズ「旦那 そろそろ出航だ デッキに上がってくれ

シオン「兄さん 気を--付けてね--

ミユキ「せんぱーい お帰りなさい せんぱい なんかもー大変でしたねー

アレン「大変なんてもんじゃないよ 一介の研究者には酷すぎる ああ たっぷりと休暇を取りたい--

ミユキ「あ アレンさんの休暇は当分先です 報告書 山ほど溜まってますから

アレン「うえー マジですかぁ

シオン「さ KOS-MOS 私達も帰ろうか 我が家に--

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ヴィルヘルム「なるほど これが件の"Y資料"-- しかし 欠損が多いね

青装束「あのレアリエンの主データベースはあいつやU-TIC機関が洗いざらい探した筈だぜ

赤装束「彼の触れたのは深層意識までだ

ヴィルヘルム「深層意識の更に下 無意識領域の最下層 ウーヌス・ムンドゥスにその答えがあるというのかい

赤装束「恐らく

ヴィルヘルム「ふうん-- まあ そういう事にしておこうか Lost Jerusalemへの道が開かれたときKOS-MOSは目醒める

青装束「で あいつはどうする

ヴィルヘルム「おしいと言っただろ

青装束「--だとさ 良かったな 相棒

ヴィルヘルム「ようこそ-- ツァラトゥストラ(永遠の連環)を紡ぐ者よ


TO BE CONTINUED