Re: 二人協力技-小話

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Yosh-T

?? Re: 二人協力技-小話

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2004/7/8 20:29
Yosh-T  半人前 居住地: 関西  投稿数: 40
協力技で思いついた妄想小話。

「兄さん?これは」
突然、兄から手渡された巻物にシオンは戸惑った。
「言っとくけど、わたしは古本屋の手伝いなんかしませんからね」
「それはウヅキ家に伝わる奥義の初伝です」
思いもよらぬ言葉。
「え」
「ほら、昔、シオンが子供の頃『わたしこれやりたいっ』って、お爺さんを困らせたじゃないですか」
「そういえば・・・・」
頑固な祖父がそのときばかりは困りきった顔をしていたのを思い出す。
「それで、『修行をせぬものに伝えるものではない』と言われたのが」
「私が修行を始めるきっかけ、だったのよね」
「あなたは本を読むほうが多くて、おじいさんは苦笑していましたけどね。まぁ、いい機会ですからね、渡しておこうと思いまして」
「いい機会って、それに私は奥義を継ぐつもりなんか・・・・」
「これからの道行きは危険です。それに、今のあなたは技だけならば十分に五蘊覚源の域に達していると思いますよ。」

とまーこーんな話があったらいいなー、っと妄想してしまいました。

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文責:Yosh-T(よしゅ)

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