ゼノギアスのことおしえて

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/4/5 13:26
ゲスト 
ゲストの 「uri」さんからの投稿です。---

改めて↑見直したら、

> ゼノギアスの内容簡単に教えてください

の意味を完全に取り違えてましたね‥‥orz
ゼノギアスの内容を「簡単に」教えるのは難しいですが、「機械仕掛けの神が、破壊のために創造し、創造のために破壊する話」です。

//
> 全能神さん
そうですね、誰でもまずは自分でプレイされるのが一番かと。

僕の場合はその昔、電撃PSに掲載された用語集を読んで、それに惹かれてギアスを買ったクチなので、そもそもゼノ世界の解析が主目的で5、6回はプレイしました。それから今まで事あるごとに調べ続けてますからね‥‥。

実は用語集などもこつこつ作っているのですが、執筆開始から5年以上過ぎても未だにWEB公開に至ってません‥‥。現在214項目。ゼノ世界は奥が深いです。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/4/6 0:33
ゲスト 
ゲストの 「フリードリッヒ」さんからの投稿です。---

>「機械仕掛けの神が、破壊のために創造し、創造のために破壊する話」

そうですか。私は違う印象を受けました。

「デウスは、自らを修復するプログラムに従ったが
プログラムは完璧ではなく失敗に終わった」
と言う感じです。

デウス視点では、まぁデウスもかわいそうだなと思えてきます。

現実世界に例えると、牧場作って牛を沢山増やしたけど
牛達に牧場の施設を壊されて、仕方ないから食肉として
出荷したけど、残りの少ない牛に家に乗り込まれて
殺されてしまったと言う感じです。
あくまで「感じ」ですが。

あと、ゾハルは神(のように振舞う存在)ですが、
デウスは人の作りしもの(つまり偽りの神)
であるということも忘れてはいけないですよね。

「デウスはゾハルを搭載して、人が作った神だった。
しかし、ゾハルは人が管理できるほど甘いものではなく
暴走を起こし、輸送中に喪失した。

結局は、ゾハルを兵器として利用しようとした人が
生み出した悪だったのかもしれない。

しかし、デウスの暴走とエルドリッジの墜落がなければ、
フェイ達は存在することが無かっただろう。」

と、善と悪がハッキリしていない世界です。
結果的に生き残った方が善だったのでしょう。

あと、偽りの神から生まれた子供達というのは、
某エヴァの設定と同じですが、
ハッピーエンドなのでいいですね。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/4/6 16:33
ゲスト 
ゲストの 「uri」さんからの投稿です。---

まあ印象は人それぞれですから(^^
僕の場合は設定から入ったもので、
どうしても大局的な視点で語りがちなのですが。

牛の例え話、面白いですね。

僕も「デウスが悪でヒトが善」などとは全然思いませんよ?
どちらにも善意も悪意もありません。
ただそれぞれが、自分の立場において、
今できること、やらなければならないことを一生懸命に考えて
行動した結果に生まれた歴史物語ですし、
それこそがゼノギアス世界の奥深さであり、
惹き付けられるリアリティなのですから。


>「デウスは、自らを修復するプログラムに従ったが
>プログラムは完璧ではなく失敗に終わった」
>と言う感じです。

デウスシステムは確かに自己修復・成長する兵器ですが、
(ゾハル以外は)設計者が人間である以上、
自己修復のためにヒトを造り、文化を操りながら世界を創り、
最終的にそれを吸収するなんて、
設計者による事前のプログラムであるとは考えにくいのではないでしょうか。

デウスシステムに与えられた基本命令は
「生体のいる星に行き、そこある全ての物・者を全て吸収して制圧」
することです。

それが思わぬ災害で生物の少ない星に落ちてしまい、
体もバラバラでボロボロ。
そこでカドモニが頭をフル回転させて考えた挙げ句、
あのような壮大な計画を閃いたのでしょう。

#もちろん、「母」として定義された波動存在の分身である
ペルソナ(オリジナルエレハイム)が
「何か産みたくなった」というのも影響したかもしれません(笑

そこまで考えた計画が失敗したのは、接触者と対存在
つまり波動存在の所為ですね。
しかし波動存在を取り込んだのも恐らくカドモニの意思ですから
結局は自分のミスです。
カドモニのハイブリッド電脳は
(恐らく量子の不確定性を越えるために)
意思決定に生体素子を併用しているため
論理的には動かない部分もあるのでしょう。


>あと、ゾハルは神(のように振舞う存在)ですが、
>デウスは人の作りしもの(つまり偽りの神)
>であるということも忘れてはいけないですよね。

>「デウスはゾハルを搭載して、人が作った神だった。
>しかし、ゾハルは人が管理できるほど甘いものではなく
>暴走を起こし、輸送中に喪失した。

僕が述べた「機械仕掛けの神」は
あくまでもデウスシステムのことで、その中枢はカドモニです。

システム内においてゾハルはエネルギー制御機関であって、
計画の立案・決定権は持っていませんし、
その中の波動存在はまさに「存在」であって
明確な意思は持っていません(恐らくアベル少年によってもたらされた漠然とした回帰願望以外には)から。

ここからは推測ですが、
ゼノギアス世界誕生のきっかけとなったデウスシステム暴走は、
少年アベルの回帰願望によって波動存在が定義され回避願望も内在→
波動存在がそれをカドモニ内の不確定演算部(生体素子)に具現化したためカドモニの演算にも影響→
デウスシステムとしても何らかの「回帰」を求めてロストエルサレム(本星=地球)に侵攻。
というのが真相ではないかと。


しかし基本的にカドモニは忠実です。
波動存在を取り込んだのも、ロストエルサレムを目指したのも
恐らく創造者に与えられた「絶対に勝つ」という条件を満たすために
必要だと判断したからでしょう。

忠実故に、造り主の意思がどうであろうとも、目標をひたすらに達成しようとするのです。
そのためには一万年でも掛けるし、神にでもなる。

それこそが人類の誤算です。

フリードリッヒさんは偽りの神とおっしゃいますが、
人類は神を造ろうとしたのではありません。
ただ戦略的に絶対的優位な兵器を造りたかっただけです。
デウスシステムは、自ら神になったのですよ。機械仕掛けの神に。

そして、最終的に吸収するため、また星々を破壊するためにヒトを創造し、
より良いヒトを創造するために世界を破壊する。
この二面性はまさに神の属性であり、
その繰り返しこそが、ゼノギアス世界の歴史ではないでしょうか。

フェイたちヒトに目を向けるなら、
まあカレルレンがカレルレンという名である通り、
「保護者・管理者の下に大切に育てられてきた幼子が、
成長し、自らの意思においてその手を離れる物語」ですが。

//
大変長くなりました。表題からズレたかもしれませんね。失礼。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/4/7 1:46
ゲスト 
ゲストの 「フリードリッヒ」さんからの投稿です。---

大変興味深い考察です。
頭が下がります。
私は1度しかクリアしていないので、
もう一度じっくりやってみたいと思いました。

確かに善悪の無い所がストーリーの奥深さを作ってますね。

>デウスシステムは確かに自己修復・成長する兵器ですが、
>(ゾハル以外は)設計者が人間である以上、
>自己修復のためにヒトを造り、文化を操りながら世界を創り、
>最終的にそれを吸収するなんて、
>設計者による事前のプログラムであるとは考えにくいのではないでしょうか。

私としては、基本的な自己保存プログラムから人工知能が作りだした計画が、あの計画だと思います。ロボット3原則にもありましたよね?自分を傷つけてはならないでしたっけ。KOS-MOSなどは人を傷つけてはならないなんていう原則を平気で破ってますが…

>それが思わぬ災害で生物の少ない星に落ちてしまい、
>体もバラバラでボロボロ。
>そこでカドモニが頭をフル回転させて考えた挙げ句、
>あのような壮大な計画を閃いたのでしょう。

まったくもって同感です。


>人類は神を造ろうとしたのではありません。

そうですね。結果的に神を作ってしまったと言うのが正しいでしょうね。
ゾハルという、人類の手に負えないものを
知識の足りないままに兵器に導入してしまったことは間違いだったかも知れません。
(ここからはサーガの話が混ざりますが)
しかし、デウスが作られた時代には人類はグノーシスにより
滅亡の危機に瀕していた訳で、ゾハルはいづれにせよ
利用されるしかなかったでしょう。

もしかしたら、それもゾハルに仕組まれていた事象だったのかも
しれないと考えると面白いです。
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2005/4/30 6:17
ゲスト 
ゲストの 「uri」さんからの投稿です。---

長々したレスだったにも関わらず、
丁寧にご返信いただいてありがとうございます。

> もしかしたら、それもゾハルに仕組まれていた事象だったのかも
> しれないと考えると面白いです。

そうですね。ゾハルそのものに意思はないとは思いますが、
生命の誕生には何らかの形で関わっているようですし、
何せあの通り事象変異機関ですからね。

ゾハル=デウスの連結実験で「宇宙」が生まれていることから見ても、
もしかすると、ゾハルは物理法則も含めた宇宙の初期パラメータを決める機関、
つまり「宇宙の種」なのかもしれません。
仕組んでいるというよりは、
あるべき未来を最初から創っているというような‥‥。

恐らくこの辺りは制作側も種明かしをする気はないでしょうが、
(まあゾハルはモノリスのオマージュであり、
あくまでブラックボックスだということで)
地球に来る前の100億年にも興味は広がります。

ゼノサーガは設定のみで本編は未見ですが、
自分勝手な妄想としては、グノーシスってのも
もしかすると「ゾハルの子」で
ゾハルが地球に来る前にいたどこかの星の‥‥
とか考えてみたり。

誤った事象変異か何かであんな風になってしまって、
だからゾハルを取り戻したいのかなぁ、
人類を襲うのも「お前なんかパパの子じゃないやい」
って嫉妬みたいなものかなぁ、
なんて。

スレッドタイトルから完全に話が逸れました。ここまでにします。
失礼しました。
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