Re: ゼノギアスのことおしえて

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?? Re: ゼノギアスのことおしえて

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2005/4/6 16:33
ゲスト 
ゲストの 「uri」さんからの投稿です。---

まあ印象は人それぞれですから(^^
僕の場合は設定から入ったもので、
どうしても大局的な視点で語りがちなのですが。

牛の例え話、面白いですね。

僕も「デウスが悪でヒトが善」などとは全然思いませんよ?
どちらにも善意も悪意もありません。
ただそれぞれが、自分の立場において、
今できること、やらなければならないことを一生懸命に考えて
行動した結果に生まれた歴史物語ですし、
それこそがゼノギアス世界の奥深さであり、
惹き付けられるリアリティなのですから。


>「デウスは、自らを修復するプログラムに従ったが
>プログラムは完璧ではなく失敗に終わった」
>と言う感じです。

デウスシステムは確かに自己修復・成長する兵器ですが、
(ゾハル以外は)設計者が人間である以上、
自己修復のためにヒトを造り、文化を操りながら世界を創り、
最終的にそれを吸収するなんて、
設計者による事前のプログラムであるとは考えにくいのではないでしょうか。

デウスシステムに与えられた基本命令は
「生体のいる星に行き、そこある全ての物・者を全て吸収して制圧」
することです。

それが思わぬ災害で生物の少ない星に落ちてしまい、
体もバラバラでボロボロ。
そこでカドモニが頭をフル回転させて考えた挙げ句、
あのような壮大な計画を閃いたのでしょう。

#もちろん、「母」として定義された波動存在の分身である
ペルソナ(オリジナルエレハイム)が
「何か産みたくなった」というのも影響したかもしれません(笑

そこまで考えた計画が失敗したのは、接触者と対存在
つまり波動存在の所為ですね。
しかし波動存在を取り込んだのも恐らくカドモニの意思ですから
結局は自分のミスです。
カドモニのハイブリッド電脳は
(恐らく量子の不確定性を越えるために)
意思決定に生体素子を併用しているため
論理的には動かない部分もあるのでしょう。


>あと、ゾハルは神(のように振舞う存在)ですが、
>デウスは人の作りしもの(つまり偽りの神)
>であるということも忘れてはいけないですよね。

>「デウスはゾハルを搭載して、人が作った神だった。
>しかし、ゾハルは人が管理できるほど甘いものではなく
>暴走を起こし、輸送中に喪失した。

僕が述べた「機械仕掛けの神」は
あくまでもデウスシステムのことで、その中枢はカドモニです。

システム内においてゾハルはエネルギー制御機関であって、
計画の立案・決定権は持っていませんし、
その中の波動存在はまさに「存在」であって
明確な意思は持っていません(恐らくアベル少年によってもたらされた漠然とした回帰願望以外には)から。

ここからは推測ですが、
ゼノギアス世界誕生のきっかけとなったデウスシステム暴走は、
少年アベルの回帰願望によって波動存在が定義され回避願望も内在→
波動存在がそれをカドモニ内の不確定演算部(生体素子)に具現化したためカドモニの演算にも影響→
デウスシステムとしても何らかの「回帰」を求めてロストエルサレム(本星=地球)に侵攻。
というのが真相ではないかと。


しかし基本的にカドモニは忠実です。
波動存在を取り込んだのも、ロストエルサレムを目指したのも
恐らく創造者に与えられた「絶対に勝つ」という条件を満たすために
必要だと判断したからでしょう。

忠実故に、造り主の意思がどうであろうとも、目標をひたすらに達成しようとするのです。
そのためには一万年でも掛けるし、神にでもなる。

それこそが人類の誤算です。

フリードリッヒさんは偽りの神とおっしゃいますが、
人類は神を造ろうとしたのではありません。
ただ戦略的に絶対的優位な兵器を造りたかっただけです。
デウスシステムは、自ら神になったのですよ。機械仕掛けの神に。

そして、最終的に吸収するため、また星々を破壊するためにヒトを創造し、
より良いヒトを創造するために世界を破壊する。
この二面性はまさに神の属性であり、
その繰り返しこそが、ゼノギアス世界の歴史ではないでしょうか。

フェイたちヒトに目を向けるなら、
まあカレルレンがカレルレンという名である通り、
「保護者・管理者の下に大切に育てられてきた幼子が、
成長し、自らの意思においてその手を離れる物語」ですが。

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大変長くなりました。表題からズレたかもしれませんね。失礼。

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