Re: 原点回帰と本質追求

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abata

?? Re: 原点回帰と本質追求

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/9/20 12:17
abata  一人前 居住地: ロストエルサレムは消えてもなくならないサザビーズ  投稿数: 96
 「Azusa_Jr」さんや「光明」さんの言うとおり、「キャラクターの動きの絡み合い」というのも確かに正しいと思います。実際、EP2では艦長をはじめとするサブキャラクターや脇キャラの多くが飼い殺しの状態になっていて、非常に物語としてのバランスの悪さを感じました。しかし、それだけではギアスやEP1のEP2との差異が決定的ではありません。それが「魅力的で」あるかどうかは別にしても、主要キャラクターの周辺では一応、人間関係自体は組み込まれています。
 設定がギアスから引きずられているのでやや見落としがちになるのですが、ギアスとEP1にはあって、EP2にはないもの。それは一種の「マニアック」、「オタク的」ではないでしょうか(ここでいう「マニアック」、「オタク的」とは部分的ではなく、作風全般をさします)。ギアス、サーガを問わず、ゼノは心理学、哲学、宗教用語を連発と、まさしく「濃い」と形容されるSF設定で骨組みが成り立っています。ユーザーの意見の中にはそういった用語が難しいという意見も多数ありますが、正直言ってその大半は妥当な意見ではありません。大抵の用語は前後の台詞や画面に表示されているものから推察可能なものであり、多少曖昧にはなるものの用語の定義は決して不明のものではありません。
 EP2では前記のようなユーザーの意見を多大に気にしたせいか、多数の面でモノリスソフトはそうした「マニアック」さ、「オタク的」性質を犠牲にしてしまいました。辞書機能までも廃止してしまった行為からはモノリスの、前作の「マニアック」さ、「オタク的」性質に対する罪悪感すら感じることができます。
 やや排他的な言い方になってしまいましたが、そういった点からして、「マニアック」あるいは「オタク的」という表現を用いました。しかし、これは厳然たるゼノシリーズの魅力の根本です。であればこそ、発売前に用語から溢れ出る宗教的、哲学的、あるいは心理学的なネタでこのサイトも賑わったのではないでしょうか。
 以上の理由により、僕自身は「てばさき」さんよりの意見となります。

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