Re: エピソード2の音楽

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?? Re: エピソード2の音楽

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2004/8/3 18:10
ゲスト 
ゲストの 「傍観者」さんからの投稿です。---

細江氏は物語にそぐわない多くの曲を作り、音楽面の前面に押し出されていた梶浦氏が細江氏への批判も肩代わりする形になっています。
そしてサントラを買い、純粋に音楽として聞いてみたらそれほど梶浦氏の曲は悪くないとも思いました。
しかし梶浦氏のメッセージを読んだり、時間を置いて再度収録曲を聞いてみると、やはり違和感のある曲が存在すると思いました。

本来細江氏に向かわなければならない批判を肩代わりした点でそれほど悪くはない、場に合っていなかっただけだという多少の同情心が梶浦氏の評価を引き上げ、細江氏の曲のあまりの場違いさに対比感覚がずれていた点で梶浦氏の曲への評価が上昇傾向にあったと思いました。

あと気になった点が梶浦氏のメッセージに『今回はもう自分の世界観でやるしかないな、と。前回の世界観を引き継ぐとか、それにかなうものを作ろうとかがなくなってしまったんです。それはそれでもう出来上がってるじゃないかと。だからそんな力みは持っても無駄だな、と。そういうところから始められたのであ、ある意味楽でした。』とサントラにも書かれていたと思います。

自身が述べているとおり既に完成されている世界観とユーザーが求めているものは光田音楽であるという事実に対して、諦めと開き直りにも似たものだったのではないでしょうか。だからこれを打開するために全く新しい形で対抗しようと思った。しかし本来ならば険しい作業であっても、唐突に全く新しい梶浦ワールドを展開することよりも、光田氏の音楽を意識するのではなくもっとゼノサーガを意識しなくてはならなかったと思います。
幸いEP2はSF色よりも、Jrとサクラなどの人間ドラマが多かった。
その結果SWEETSONGやSAKURAは実際にも名曲であると思うし、場にも適していたと思います。けれどもっと物語の中核に入るシリアスで壮大なSFストーリーが展開された場合、梶浦氏の音楽では再現しきれない
とも思いました。しかし梶浦氏の人間ドラマに適した音楽は、EP3で継続されてもいいと思っています。理想は光田氏と梶浦氏を同時起用し、EP1とEP2のいい意味で融合した音楽の世界観が構築されればいいなと思っています。

どちらにしても音楽編集する者が低次元ならどんなにいい音楽も意味がありませんけれど。そういった意味で、光田氏には音響監督として再び戻ってきてもらいたい。





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